カトリック高槻教会

教会のこよみ

教会のこよみをご紹介します。

教会のこよみ(典礼暦)

祭日(大祝日)を中心に、その概略をご紹介します。「主日」とは日曜日のことです。
分かりやすいように1月1日から始めましたが、カトリック教会では本来、待降節第1主日から1年がスタートすると考えています。

神の母聖マリアの祝日 1月1日

「世界平和の日」でもあります。

灰の水曜日 移動祝日※
(2~3月)

ミサが行われ、その中で灰の祝福と塗布が行われます。四旬節の始まりです。

(四旬節)  

復活祭を準備するための期間です。
復活徹夜祭で洗礼を受ける志願者はそのための準備を行い、信者も償いを通して回心を深めます。
期間中は毎週金曜日「十字架の道行の祈りの集い」とミサが行われます。

四旬節に関する詳しい説明:
(外部リンク : カトリック中央協議会)
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/memo/lent.htm

受難の主日[枝の主日]  

聖週間の始まりです。
ミサの前に枝の祝福をしてから入堂します。

聖木曜日  

主の晩さんの夕べのミサから「聖なる過越の三日間」(移動祝日※ 3〜4月)が始まります。
キリストが聖体を制定した最後の晩さんを直接に記念し、主に一致して互いに仕え合うよう祈りがささげられ、そのしるしとして洗足式が行われます。

聖金曜日  

世界中でミサが行われず、キリストの受難と死を思い起こす固有の典礼がささげられます。
盛式共同祈願を含むことばの典礼、十字架の礼拝、交わりの儀が行われます。聖櫃も空になり祭壇の布も外して十字架のみとなります。

<聖土曜日…ミサはありません>
復活徹夜祭
<イースター>
 

土曜日の日没後、ミサ(復活の聖なる徹夜祭)があります。
光の祭儀、ことばの典礼に続いて、キリスト教入信の秘跡である洗礼と堅信が行われます。
感謝の典礼において、ご自身の死と復活をもって私たちに命をお与えになったイエス・キリストの、真の命であるご聖体にあずかります。

日中のミサ:日曜日9時のミサの中で、子どもたちの初聖体式があります。
ミサ後に復活祭の卵(イースターエッグ)が配られます。
「晩の祈り」をもって「聖なる過越の三日間」が終わります。
(オリエンス宗教研究所「聖書と典礼(2015.3.29)」所収「聖なる過越の三日間の典礼」から一部引用)

(復活節)  

主の復活の祭日から聖霊降臨の主日までの50日間、教会は聖書朗読などを通して過越の神秘を深め、イエス・キリストの復活の出来事を発展的に祝います。

(聖母月) (5月)

5月は「聖母マリアを敬う月」とされます。

聖霊降臨の主日
<ペンテコステ>
移動祝日※
(5~6月)

主の復活の祭日の40日後が「主の昇天祭」、その10日後が「聖霊降臨祭(聖霊降臨の主日)」です。
使徒たちの聖霊体験を描いた使徒言行録に由来します。

聖母マリアの被昇天祭 8月15日

聖母マリアがこの世の生涯を終えた後、天に上げられたことをお祝いします。
被昇天祭のミサが行われます。

(死者の月) 11月

11月は「死者の月」とされ、追悼ミサと慰霊祭が行われます。

(待降節) 12月

クリスマス(降誕祭)を迎える準備のための期間です。
待降節前半では終末におけるキリストの第2の来臨が、後半は第1の来臨を追憶する降誕祭の準備が強調されます。
第1主日は移動祝日※です。

主の降誕
<クリスマス>
12月24・25日

飼い葉桶の中の幼子のイエス・キリストの姿は貧しさを示していますが、そこに人間に根源的な慰めと希望を与える力が示されていると考え、誕生をお祝いします。
降誕祭のミサは2日間にわたって行われ、25日のミサは「子どもとともにささげるミサ」です。

クリスマスミサでのキャンドルサービス(聖堂2階席より嶋崎氏撮影)
クリスマスミサでのキャンドルサービス
(聖堂2階席より嶋崎氏撮影)

(降誕節)  

主の降誕から主の洗礼の祝日(=1月6日主の公現直後の主日)までの期間です。
福音書は、イエス・キリストが公の宣教を始める前に洗礼を受けたと記しています。

※ 移動祝日=毎年日にちの変わる祝日。
表に掲載されているものは次の通りです。

  • 灰の水曜日  =主の復活の祭日の46日前の水曜日
  • 主の復活の祭日=春分の日以降の最初の満月の後の、最初の日曜日
  • 聖霊降臨の主日=主の復活の祭日の50日後
  • 待降節第1主日=聖アンデレの祝日(11月30日)に一番近い主日