大阪教区 信仰年の祈り
第２バチカン公会議開幕50周年・『カトリックのカテキズム』発布20周年に際し、教皇ベネディクト16世の宣言をもって始まった信仰年（2012年10月11日～2013年11月24日）ですが、大阪教区全体の取り組みとして「信仰年の祈り」のしおりが作成・配布されました。祈りは教区信仰年の５つのテーマに従って作られており、それぞれに期間が入っていますが、必ずしもその期間にこだわる必要はありません。その時々にふさわしいと思われるものを、個人としてあるいは共同体として、唱えることが求められています。（最初の招きを先唱者が唱え、その後祈り文▲を全員で唱えます。）
１ 信じる ≪期間…10月11日（木）～2月12日（火）≫
信じる恵みが与えられるように祈りましょう。
▲救いの源である神よ、わたしたちは、永遠の真理であるあなたが、主キリストと教会を通して教えてくださることをすべて信じます。洗礼によって始まったわたしたちの信仰の旅路を、聖霊によって力強く導いてください。聖書と教会の教えを、つつしんで学び、学んだことを理解し、理解したことを行なう恵みをお与えください。
私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。
２ 祈る ≪期間…2月13日（水）～3月30日（土）≫
信じて祈る心が与えられるように祈りましょう。
▲憐れみ深い神よ、わたしたちが弱さによって犯したすべての罪をおゆるしください。また試練や困難にあっても、あなたに信頼して祈る心をお与えください。父であるあなたの愛にすべてをゆだね、絶えず心からの賛美と感謝を捧げることができますように。
私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。
３ 祝う ≪期間…3月31日（日）～5月19日（日）≫
信じてともに喜び祝う心が与えられるように祈りましょう。
▲天におられるわたしたちの父である神よ、わたしたちに御子を与えてくださったことを深く感謝いたします。御子イエス・キリストは死と復活によってわたしたちを立ち上がらせてくださいました。この救いの神秘を、信じるすべての人とともに祝い、あなたのみ国の実現に取り組むことができますように。
私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。
４ 信仰を生きる ≪期間…5月20日（月）～8月14日（水）≫
信仰を生きる恵みが与えられるように祈りましょう。
▲唯一の主である神よ、すべてに超えてあなたを愛する心をわたしたちの内に燃え立たせ、隣人を自分のように愛する力と勇気をお与えください。信仰に生き生涯を捧げた聖母マリアの取次ぎを通して、すべての人があなたの愛を知り、共にあなたを主と仰ぐことができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
５ 証し人として派遣される ≪期間…8月15日（木）～11月24日（日）≫
証し人として派遣される力が与えられるように祈りましょう。
▲慈しみに満ちておられる神よ、わたしたちが信仰の恵みを受けたことを感謝します。聖霊によってわたしたちをあなたの愛の証し人とならせてください。ことばと行いを通して、信仰の喜びと希望をすべての人に伝え、この社会にあって皆で神の国を築くことができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。